ヤマハ発動機ジュビロの発表

 ラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロが、来年度以降は正規社員のみによるチーム編成で活動するということを発表しました。すなわち、契約選手の解雇を意味します。契約選手の多くはラグビーをすることで報酬を得る、いわゆるプロ選手であり、日本代表に選ばれるような高い能力を持つ選手に多いと聞きます。選手はラグビーに専念することができる、チームは高い戦力を有することで良い成績を得ることができる、という利点があります。

 したがって、契約選手の解雇は単なる選手数の削減になるだけでなく、強化方針の転換(チーム強化を止める)ということにもなります。ヤマハ発動機ジュビロはトップリーグ開始以来、常に上・中位をキープしている強豪チームです。そのようなチームが強化方針の転換を発表したということは、日本ラグビー界にとって大きなことと言えます。

 ワールドカップ開催が決まり、ラグビーの魅力を広めるためにも良い試合をたくさんの人に見てもらわなければならない、という時期だけに、今回のヤマハ発動機ジュビロの発表が与える衝撃は大きいのではないでしょうか。

— posted by sorc at 08:58 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

アメリカンフットボール全日本大学選手権

 アメリカンフットボールの全日本大学選手権が始まりました。昨年度まで、関西・関東の両地区の代表校で争っていた甲子園ボウルに、今年度から全国の大学が出場する権利が与えられるようになりました。各地区の代表校がトーナメントを戦って、甲子園ボウルを目指します。

 東海地区代表の名城大学は北陸地区代表の金沢大学に勝ち、甲子園ボウル出場に1歩近付きました。しかし、関西・関東リーグといわゆる地方リーグの実力差は大きく、関西・関東リーグ代表校以外の甲子園ボウル出場は非常に難しいと感じます。

 甲子園ボウルという最高の舞台につながる機会が地方の大学にまで広がったのは良いこととは思います。しかし、アメリカンフットボールという競技を考えると、ミスマッチな組み合わせはケガの危険性があり、賛同ばかりはしていられません。

 今年度の結果が出てから、よりよい形を再考してもらいたいものです。

— posted by sorc at 09:37 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]

スポーツは文化か

 少し前の話になりますが、平成21年度の文化功労者に大鵬幸喜氏が選ばれました。元大相撲力士としては初めて選ばれました。国技である相撲は、日本の代表的「文化」として世界に紹介されていますが、その担い手である(元)力士が、今までその向上発達に寄与した「功労者」として誰ひとり認められてこなかったのは、意外です。

 「日本ではスポーツが文化の域にまで達していない」というような言葉を耳にすることがあります。どのような状況を指して、このようなことが言われているのかは分かりません。文化功労者を輩出した分野が文化になる、ということは決してありえません。しかし、日本文化を象徴するものの一つといって過言ではない大相撲の世界から、今まで1人もその功労を讃えられてこなかったことには違和感を禁じ得ません。野球ではすでに2人も選ばれているにもかかわらず、です。

 

— posted by sorc at 10:49 pm   commentComment [0]  pingTrackBack [0]


財団法人 スポーツ医・科学研究所
〒470-2212 愛知県知多郡阿久比町大字卯坂字浅間裏49番地 TEL 0569-48-7383 FAX 0569-48-0183 E-mail: info@sorc.or.jp
Copyright(c) INSITUTE OF SPORTS MEDICINE AND SCIENCE. All rights reserved.